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こんにちは、京物雪香です!
来たる8月16日は、五山の送り火が行われる日。
京都人にとっては大事な盆行事です。
送り火は、5つの山に順番に火が灯されますが、
今回は送り火の1番初めに火が灯る「大文字」を取り上げたいと思います!
東山如意ヶ嶽(通称大文字山)は、標高も低めで幼稚園や小学生から遠足の時に登るほど登りやすい山で、
「大文字山」として親しまれています。
地元の小学生は夏休み期間中ですが、送り火の翌日にみんなで送り火の燃え残り、消し炭を集めに行くこともあるんです!この消し炭は、厄除け、災難除けの御守りとして言い伝えられ、大きなものは戸口に飾ったり、小さなものは御守袋に入れて大切にされています。京都ではこのように人々の暮らしに送り火の文化が根付いていることがよくわかります。
私も子どもの頃から両親や友達と一緒に登ることもあり、とても身近な山でした!
とはいえ、なかなか大人になると山に登る機会もなく、私も小学生以来大文字山には行っていません。今年の送り火が行われる前に大文字山に登ることで、きっと送り火の見えかたも変わってくるのではないかと思い、今回大文字山に登山することにしました!
王道ルートの銀閣寺道から参道に入っていきます。下調べによるとおよそ1時間で頂上まで登ることができるそう。その日も暑い日だったのですが、山道は緑が青々と茂り木々の間を風が吹き抜けるので、街中より随分と涼しく感じました。
ひとまず送り火の火床を目指します!歩いていると普段見かけない植物を観察できたり、野生のシカにも会ったりと楽しみながら山を登りました。運動不足の私ですが、火床までは1時間ほどで到着することができました。
火床まで登ると京の街を見渡すことができ、大きな達成感があります!
火床は広範囲に設置されており、ここで灯される送り火が、山の下から見ると「大」の字になることに驚きました。
また火床の目の前にある弘法大師堂は何百年も送り火を見守っているのか、と感慨深いです。
そこからさらに20分ほど登ると、大文字山の山頂があります。京都タワーをはじめ、京都市内が一望できる景色が広がっていました。その日は天気も良く、大阪の高層ビルまで見ることができました。
送り火で知られる大文字山ですが、登ってみると自然豊かで清々しい気持ちになれました。
銀閣寺参道から入山することができるので、銀閣寺の観光と合わせて登ってみることもおすすめです!
また、今回久しぶりに大文字山に登ったことで、比較的登りやすい山とはいえ、夏に大文字の火床まで行き、火を灯してくださる地域の方々に感謝をしたいと改めて思いました。
五山の送り火はテレビでも放映されます!
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