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こんにちは!京物 雪香です!
〈発見!KYOTO〉第8弾!
今回は、「松野醤油」の松本社長にインタビューさせていただきました。
松野醤油は200年以上の歴史を持つ京都で一番古い醤油屋さんです。
鷹峯で創業された理由は、醤油作りに必要な「水、麦、大豆、塩」が手に入りやすかったことにあります。近くには天神川が流れ、水脈が豊富です。またお店の前の道は鷹峯街道と呼ばれ、かつては京の七口の一つ、長坂口から若狭国へ続く鯖街道入り口として栄えていました。
そのため醤油に必要な材料が手に入りやすい場所だったと教えていただきました。
松野醤油で作る京醤油の特徴は、代々伝わる製法を大切に守り昔ながらの木樽で醤油作りをされているということ。先代から伝わった製法を味のバラつきがでないよう約1年かけて大切に作られています。
全国的に醤油屋さんが減っている中で長年お店を続けておられるのは、やはり変わらぬ味が京都の料亭やお客様に愛されているからこそだと感じます。
醤油作りで大切にされている木樽を実際に見せていただきました。いくつも並んでいる高さ3メートルほどの木樽はどれも100年以上前の樽と聞き、驚きました。
このような大きな木樽も職人さんの減少によって製造や修理できる会社が年々減っているのだとか。
松本さんはこの先100年後木樽の職人さんがいるかは分からないので自分の代で出来るだけ新しいものに交換したいとおっしゃっていました。
温度調整も時代の変化で難しいものの一つです。醤油は時間が経つと大豆の色が濃くなりますが、そのスピードを抑えるには温度をあげないようにすることだそうです。近年、夏の暑さが厳しい京都ですが、少しでも色が変わらないよう24時間温度管理を徹底することで醤油の品質を守っているとお聞きしました。
最後に、こだわりの詰まった松野醤油の商品で松本さんおすすめの商品や食べ方を教えていただきました。
初めての方へのおすすめは「さしみ醤油」!
約2年の歳月をかけて作られる再仕込みの醤油は旨みが強く、味はマイルド。お豆腐やお刺身、漬物など直接かけて使うのがおすすめです。
先代が考案した「柚子ぽんず」は発売以来の人気商品です。万能調味料として様々なお料理に使えます。
また、約20年ぶりにできた新商品の「梅どれっしんぐ」は、うす口醤油をベースにさっぱりした梅を加えた究極のドレッシング!コロナ禍に開発されたようですが、一気に人気商品となり、梅どれっしんぐを求めて来店される観光客も多いそうです。
他にも様々な種類やサイズが豊富にございますので、
気になる商品は是非京ものさんぽでお買い求めください!!