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こんにちは。京物花結です!
先日ついに大河ドラマ『光る君へ』が完結しました。
とても雅かつ緻密な人間ドラマで、見ごたえたっぷりでしたね。
今回は大河ドラマで描かれた紫式部の生涯に思いをはせながら、彼女に関係の深いスポットをお散歩してきました。
京都市内に数多く残る、紫式部ゆかりの地は紅葉の名所ばかり!
その中でも京都御苑、上賀茂神社、お墓を綺麗に色づいた紅葉と共にご紹介します。
まずご紹介するのは京都御苑。
御苑内の京都御所は明治維新で東京に都が移されるまでは天皇のお住まいでした。現在の建物は江戸時代に再建されたものですが、平安文化の専門家の考証により平安時代の様式が再現されています。
京都御苑は近隣にお住まいの方や大学生に親しまれる紅葉の名所でもあります。紅葉や銀杏が綺麗に色づいていました!自然豊かな京都御苑は、街中に居ながら気軽に森林浴ができる魅力的なスポットです。
御苑内には売店があり、京都御苑ならではの商品がズラリ。お食事処やベンチもあるので広大な御苑を散策した後、一息つくのにぴったりです。
築地塀に囲まれた京都御所には、入り口で簡単な手荷物検査を受けるだけで入ることができます。
即位の礼など大切な儀式を行う最も格式高い正殿、紫宸殿の姿は圧巻!
ドラマでも何度か即位の礼のシーンがありましたよね。ご即位の場面はドラマの中で重要なターニングポイントだったので、そのドキドキがよみがえりました。
御所内の木々はすべて綺麗に剪定されており、どこを見ても美しい景色が楽しめます。取材に行った時期は特に御内庭の紅葉が見ごろでした。
続いて「上賀茂神社」の通称で親しまれる「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」をご紹介。
毎年五月に賀茂祭(通称:葵祭)を行う神社としても知られています。『源氏物語』だけでなく『枕草子』などの日記文学にもその様子が記されており、当時から人々に親しまれていました。
境内には、かつて紫式部がお参りしたと伝わる「片山御子神社(片岡社)」があります。
片岡社は平安時代から、縁結び、子授け、安産の神社として信仰されてきました。紫式部も恋愛成就を願って片岡社を訪れ、想い人への恋しい気持ちを歌に詠みました。
ほととぎす 声まつほどは片岡の もりのしずくに たちやぬれまし
片岡社の森の朝露に濡れてしまっても ほととぎす あなたの声をずっと待っています
ここでの「ほととぎす」は、「上賀茂神社に参拝すると、きっとほととぎすが鳴くだろう」と言った想い人のことだそうです。近くには歌碑もあります。参拝された際にはぜひご覧ください。
上賀茂神社の紅葉は真っ赤でとても綺麗でした。
朱色の楼門と相まって華やかで明るい景色が楽しめました。境内の小川も紅葉を浮かべて流れており、風情溢れる空間です。
ちなみに夏は花手水で有名な上賀茂神社ですが、冬の気配を感じるこの時期には手水舎には橘の実が浮かべられ、「橘手水」になっています。
最後は紫式部のお墓へ。
『光る君へ』最終回の紀行でも紹介されていたこのお墓は京都市北区堀川通沿いにあります。建物と建物の間にひっそりと佇んでおり、知らないと通り過ぎてしまいそう…。
こぢんまりとしたお墓ですがお花は取り替えられ、大切にお手入れされています。
お墓のある北区では堀川通が銀杏並木となっています。晴れた日に通り抜けると絶景です。
京都にはまだまだたくさんの紫式部ゆかりの地が存在します。『光る君へ』が完結した今こそ、ドラマの名シーンを思い出しながら京都の街をお散歩してみてはいかがでしょうか。
今回はドラマの名シーンを思い出せるような、平安の宮廷文化を感じられる商品をご紹介します。