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こんにちは!京物花結(きょうもの かゆ)です。
京都には「花街(かがい)」と呼ばれるエリアがあります。
花街とは、舞妓さんや芸妓さんがいるお茶屋や置屋がある辺りのことを指します。
現在、京都には衹園甲部、宮川町、先斗町(ぽんとちょう)、上七軒(かみしちけん)、衹園東の5つの花街があり、
これを総称して五花街(ごかがい)と呼んでいます。
花街は特別な場所というイメージが強いですが、京都で生まれ育った私にとっては馴染みのある風景です。
今回訪れた場所は、京都で最も歴史の古い花街「上七軒」。
静かな落ち着いた雰囲気で、京都らしい風景を楽しめる、私のお気に入りスポットです。
夏になるとビアガーデンも開催されるので、これからの季節におすすめです!
場所は北野天満宮のすぐ傍、ごくふつうの住宅街の生活圏内にあります。
そのため、この辺りで生活していると、通りやお店で、舞妓さんとばったり遭遇!なんてことも結構あります。
今回も、おさんぽ中の舞妓さんをお見かけしました!
通りやお店で本物の舞妓さんを見極める方法は「髪型」です!
実は舞妓さんの髪型は、プライベートのときも、あの特徴的な髪型のままなのです。
その理由は、舞妓さんの髪はかつらではなく、自分の髪で整えているから。
舞妓さんの髪型は、髪結師とよばれる専門の職人さんが結い上げます。髪結いは職人技が必要になる大変な仕事ですので、舞妓さんはプライベートでも髪は解かずに、1度結ったら1週間ほどはそのままにされています。
また花街の特徴といえば提灯!
五花街それぞれ異なる柄は、成り立ちの歴史によって異なっているのだとか。
たとえば、上七軒のお茶屋では、上七軒を訪れた豊臣秀吉が気に入ったとされているみたらし団子をモチーフにした提灯が軒先に吊るされています。
提灯に注目しながら散策するのも、京都の歴史や文化を体感できておすすめです。
ちょっと敷居が高いと感じるかもしれませんが、
京都に来られた際には、花街をおさんぽしてみるのもいいかもしれませんね。
※おさんぽ中の舞妓さんに出会っても、話しかけたり撮影したりと舞妓さんの迷惑になることは厳禁ですので、マナーを守って観光してください。
そんな京都の花街の文化は、さまざまな伝統の技によって支えられてきました。
たとえば、お茶屋でもてなされるお菓子や、舞妓さんの華やかなかんざしなど、
京ものさんぽでは、職人さんがつくる“ほんまもん”を幅広くお届けしております!
実際に行ってみるのはハードルが高い…と感じる方も、ぜひ「京もの」で花街の雰囲気をあじわってみませんか