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こんにちは!京物雪香です。
もう春!どこかにお出かけしたくなる季節ですよね!
今回は、丸久小山園の宇治槇島工場に行ってきたので、その様子をお伝えしていきます!
丸久小山園は元禄年間(およそ300年前)に創業され、宇治茶を製造・販売されています。栽培から製造まで行われ、これまで全国茶品評会で数々の賞を受賞されている伝統ある宇治茶の名店です。
まずは、お茶の基本について学びました。緑茶、ウーロン茶、紅茶が同じ茶葉から作られることは何となく知っていましたが、その中でも緑茶の種類である、抹茶や玉露、煎茶、などの違いは茶園に覆いをする、しない、そして、揉む、揉まないで大きく区分されているそうです!お茶の木に直接日光を当てるかどうかで、異なる種類になっていたなんて驚きです。
京都の宇治では、覆いをする【碾茶(抹茶)、玉露】といったお茶が造られています。一方でお茶のCMでよく見かける山間部で緑が広がる茶園は、覆いをしていない、【煎茶】です。日光を遮ることで、鮮やかな緑色になるのも特徴のひとつです。
丸久小山園さんの主力商品は、10種類以上ある抹茶!工場見学では抹茶の製造風景を見せていただきました。毎年春に収穫される抹茶の原料の碾茶(てんちゃ)は冷蔵庫で保管しており、必要に応じて碾茶を製品へ加工していきます。
まず碾茶を切断、風を利用し重さによって葉を茎や葉脈に仕分けていきます。抹茶になる葉肉はその後ふるいにかけられ、乾燥していきます。
昔は全ての工程を手作業で行っていましたが、今は大きな機械が乾燥まで行っています。迫力のある大きな機械です!機械は撮影不可のため、気になる方はぜひご自身でお確かめください!
(右画像:場所によって細かく分けられる茶葉)
その後、碾茶は石臼でじっくりと時間をかけきめ細かく碾き、抹茶が出来上がります。
実物より小さい茶臼を体験で回しましたが、とっても難しい!重くてなかなか回すことができませんでした…回しているうちに、抹茶がすこーしずつ出てきます。今は自動で石臼が回っていますが、様々なものがある現代でもきめ細かく風味を出すためには、石臼以上のものはない、と教えていただきました。
また、丸久小山園では黒に統一された審査室で外観、香り、水色、味を見極め銘柄別に数種類の碾茶をブレンドして商品になっています。まさにプロの技!この目利きも丸久小山園で大切にされている「品質の茶づくり」につながっているのだと感じました。
さて、工場見学を楽しんだ後は、抹茶とお菓子をいただきます。抹茶はコツを教えてもらいながら、自分で点てて楽しむことができます!自分で点てた抹茶は格別!とても美味しくいただきました!「抹茶は茶道」というイメージがありますが、気軽に楽しんでほしい、という思いから本格的な抹茶はもちろん、気軽に飲めるティーバッグや抹茶のお菓子、抹茶ソフトクリームなど幅広い商品をラインナップしています!
また抹茶は茶葉をすりつぶし、全て体に取り入れることができるので、体にもよく注目されている飲み物です!もうすぐ新茶が収穫される時期!
今年は抹茶を生活に取り入れてみませんか?
西洞院店茶房「元庵」ではこだわりの抹茶スイーツやソフトクリームも食べることもできます!街歩きの際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう!
《店舗住所》〒604-8277
京都府京都市中京区西洞院通御池下ル西側