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京都といえば「古き良き文化」のイメージが強いですが、新しいモノ好きでもあるんです!京都で日々生まれる新しいモノ・コトに目を向け、京物好きの3姉妹がこのブログを通じて、知られざる新たな京都を発信していきます!!
記念すべき第一弾は、京都市伏見区にある、関西最大級のプラレールが展示されているめずらしいカフェ「トライム」の皆さんにインタビューさせていただきました。
(写真:左から飛川和江さん、小川治夫さん、店主の小川清美さん)
まず、「トライム」というお店の名前の由来について伺いました。
2016年8月に開店されたトライムですが、お店をオープンされるまで、小川さんたち3人とも、飲食業は未経験だったそうです。そこで、「何も無かったところから挑戦する」という意味をこめ、「Try無(トライム)」とお店に名付けられました。
もともと看護師だった店主の小川さんは、小児がんで余命宣告された子どもたちのために、夢をかなえるボランティア活動をされていました。新幹線に乗りたい!海の夕日が見たい!等の夢を叶えてきました。でも、叶わない夢のほうが多かったとか。以前から料理が得意だった店主の小川さんは、ボランティア活動を継続するために、治夫さんと、治夫さんの元同僚の飛川さんの3人で、「トライム」をオープンしました。
トライムといえば、店内に展示されている、関西最大級のプラレール!巨大プラレールジオラマのサイズは、幅7m×奥行き2m×高さ2m。走行距離は18m!また車両の数は30台以上もあります。
実はこのプラレールは、オープンして1年後に設置されたそうです。
最初は展示専用のプラレールしか置いていなかったそうですが、「自分が子どもだったら絶対に触りたいと思う!」という思いから、現在では「触れるプラレール」(要予約)も用意されています。「触れるプラレール」を目当てに、日本全国からお客様が来店し、土日はいつも予約でいっぱいになるそうです。
もう一つトライムで人気なのは、月に一度開催される音楽ライブ。なんと、店内には本格的なドラムセットやピアノまで設置されています!毎回満席の人気イベントです。
プラレールやライブなど、魅力が盛りだくさんなトライムですが、もちろんお料理も美味しくこだわりが詰まっています!「今日食べたものがあなたの1年後の体になります」という小川さん。お料理は、赤ちゃんからお年寄りまで安心して食べられる材料だけを使っています。お米も自家製米100%です。
たとえば、メディアでも多数取り上げられた大人気「いとしのプリン」の材料は3つだけ!
産地直送の京地卵は、卵の臭みがなく、バニラエッセンス等の香料も不使用。さらに低温殺菌牛乳を使用しているため、新鮮な栄養がたっぷりつまっています。
こだわりは素材や味だけではありません。まるで本物のお花がゼリーの中に閉じ込められているような「華ゼリー」は、きれいな見た目で話題のスイーツ!実は、お花の形の金型があるわけではなく、花びらひとつひとつを、手作業で作られているのだとか!「もう一度同じものを作って」と言われても、二度と同じ色や形のものは作れないそうです。小川さんと飛川さんの職人技が光る、珠玉の逸品です。「いとしのプリン」と「華ゼリー」は京ものさんぽでもお取り寄せできます!
小川さんたちの夢は、ここトライムを“子どもを大切にする活動の発信基地”にすること。「お店の売上の一部は“がんの子どもたちを守る会”に寄付をしています。このような支援の輪を全国に広げていきたい。プラレールや音楽ライブは、子どもが喜ぶための一つの手段です」とお話いただきました。
インタビューを通して、子どもたちの笑顔のために、新しいことにどんどんチャレンジされるトライムの皆様の取り組みに、とても感動しました。
これからも子どもたちが笑顔で楽しめる場所として、こだわりの食材を使った料理や、プラレールやライブなど様々な新しい取り組みでお店を盛り上げていかれることを、京ものさんぽ事務局一同、楽しみにしております。
京都に来られた際には、ぜひ、トライムで笑顔あふれるひとときを!
最後になりましたが、取材にご協力いただいたトライムの皆様に感謝申し上げます。