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<発見!KYOTO>桐箱が幅広い世代に人気!桐箱専門店「箱藤商店」とは!

知られざる新たな京都を発信する本企画。

今回は、桐箱専門店「箱藤商店」の皆さんにインタビューさせていただきました。

 

皆さんは「桐箱」と聞くと、どのようなイメージがありますか?

 

桐箱は昔から主に着物の保管や、茶道のお茶碗の入れ物などとして使われてきました。

箱藤商店では、桐箱に独自の絵付けを行い販売しており、その唯一無二の桐箱を求めて全国からお客さんが訪れます。今回は、桐箱に絵付けをされる絵師のお二人にお話しを聞くことができました。

 

もともとは呉服屋や法衣店などに卸す無地の桐箱のみを扱っていた箱藤商店。

それまで桐箱は「ひかえめな名脇役」とされていましたが、2000年頃の職人の代替わりをきっかけに「桐箱が主役になってもいいのではないか」と現在の社長が考えられ、一般の方向けに多彩な絵付けを施した桐箱を販売するようになったそうです。

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箱藤商店の人気商品は「たまご箱」!

箱藤を代表する人気のたまご箱は、実はお客さんから作れないかと相談があったことで生まれた商品。

箱藤商店のたまご箱は丸みにこだわられていてコロンと可愛いのが特徴。

形は箱藤オリジナルです!

こちらのたまご箱は、《へその緒入れ》にぴったりとSNSで話題となり、女性が贈り物として選ばれることも多いそうです。※画像の右が現在の箱藤商店のたまご箱

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その箱にさらに魅力を加えているのが、絵師の方が描く様々な絵付けです。

現在、約10人の絵師さんが在籍されており、同じ絵柄でお願いしても、

それぞれの絵師さんによっての個性が表れ、絵の雰囲気やタッチが違います。

実際に桜のたまご箱をいくつか見せていただきましたが、並べてみると、たしかに絵師さんによって、同じ桜でも描き方や色使い、構成の違いが分かりますね!

オリジナル(オーダー)制作では、自分好みの絵師さんを見つけてご依頼されることもあるそうです。

絵付けは、季節のお花や動物、昔話の桃太郎など多くの種類がありどれも華やかです!

お店には常時100種類ほど置いてあり季節によっても変わるので、選びたい方はお店に足を運ぶのがおすすめですよ!

絵付けは基本的に絵師さんのデザインで描かれます。

見た目の美しさだけでなく実用性も考えられていて、例えば印籠(インロー)箱では蓋の上下が分からなくならないようにと、蓋と本体の切れ目をまたぐように絵柄を入れているそうです。

使用される方を考えた細かな気遣いは、さすが京都の老舗ですね。

たまご箱以外にも桐箱の種類はたくさん!!

使い方も幅広く、お客さんの中には七味箱をお香入れとして使われている方もいらっしゃるのだとか!

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そんな箱藤商店の新しい取り組みのひとつが、桐の端材で作るアクセサリーです。

昨年から販売を始められたアクセサリーは、桐を小さく切りビーズなどと組み合わせてピアスにしたり、桐をお花の形に切り、色を付けてイヤリングにしたりとアクセサリーを通して新たな桐の魅力を知ることができます!

見た目が可愛いのはもちろん、とっても軽いところも特徴です!

桐の特徴を活かした軽いアクセサリーなので普段身に着けない方にもストレス感なくおしゃれを楽しむことができるアイテムです。若い方にも桐を知ってもらいたい、というお店の思いも込められています。

こちらのアイテムは、現在は店舗のみの販売です。今後販売場所を増やされるかも?知れないので気になる方はSNSをチェックしてみてください。

防虫や調湿効果、燃えにくい等、桐箱の魅力は多いと箱藤商店の方々に教えていただきました。年月が経つにつれて、絵柄が桐箱とどんどん馴染んでいくため、いつまでも変わらず美しい状態で桐箱を使用することができます。

特に箱藤商店の桐は、社長自らが見定めて選別されており、上質な桐のみを使用されているため、木目も大変美しく、桐本来の良さも楽しんでいただけます。

何十年、何百年と着物を守ってきた桐箱があるように、長年残しておきたい大切な宝物の箱として、また思い出を残す箱として使ってもらいたいとお話ししていただきました。もちろん、眼鏡ケースや七味入れなどもありますので普段使いもおすすめです!

 

最後になりましたが、取材にご協力いただいた箱藤商店の皆様に感謝申し上げます。

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Written by 京物 雪香
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箱藤商店

住所〒600-8357 京都市下京区 堀川通五条下る柿本町580-8
箱藤商店
〒600-8357 京都市下京区 堀川通五条下る柿本町580-8
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